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易経・易占を学ぶにあたって

易経天水訟

天水訟(てんすいしょう) 周易六十四卦

易経本卦の読み下し文と易占一言解釈です。

彖辞

訟は孚有りて窒がる。惕れて中すれば吉。終われば凶。大人を見るに利ろし。大川を渉るに利ろしからず。

彖伝

訟は、上剛にして下険なり。険にして健なるは訟。訟は孚有りて窒がる、惕れて中すれば吉とは、剛来りて中を得るなり。終れば凶とは、訟を成すべからざるなり。大人を見るに利ろしとは、中正を尚ぶなり。大川を渉るに利ろしからずとは、淵に入ればなり。

象伝

天と水と違いに行くは訟なり。君子以て事を作すに始めを謀る。

爻辞

初爻 事する所を永くせず。小しく言あるも、終に吉。
二爻 訟を克くせず、歸りて逋る。其の邑人三百戸、眚いなし。
三爻 舊徳に食む。貞くすれば厲うきも終に吉。或るいは王事に従うも、成すこと无し。
四爻 訟を克くせず、復りて命に卽き、渝て貞に安んずれば吉。
五爻 訟、元吉。
上爻 或るいは之に鞶帯を錫う。終朝三たび之を褫く。

小象伝

初爻 事するところを永くせざりは、訟は長くする可らざるなり。小しく言あるち雖も、其の辯明らかなり。
二爻 訟を克くせず、歸りて逋るとは、竄るるなり。下より上を訟う。患いに至ることを掇るなり。
三爻 舊徳に食むとは、上に従いて吉なり。
四爻 復りて命に卽き、渝て貞に安んずるは、失わざるなり。
五爻 訟、元吉は、中正を以てなり。
上爻 訟をもって服を受く。亦、敬するに足らざるなり。


易占一言判断

  • 天水訟は、争うの意。
  • 思うようにいかない時。
  • 積極作は凶。
  • 仲違い、喧嘩に注意。

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