易経、易占で使う八卦(はっか)について、それぞれの意味を少し学びましょう。
陽はーで表し、陰はーーで表します。
八卦は小成卦(しょうせいか)とも呼ばれます。これは、六十四卦を大成卦(たいせいか)と呼ぶ時の区別ですので、さらりと覚えて置いてください。一般的には、八卦といいます。
さて、八卦のなかでも、「乾(けん)」は、3つすべて陽爻で出来ています。
陰と陽は、別の項で、説明しましたように、陽の意味としては、強い、積極的などという意味がありました。
復習のために、列記しておきます。
(陽)日、天、男、明、剛、強、貴、富、動、進、上、大、気、奇数、主、積極
「乾」は、その陽だけで出来ている八卦なので、その意味を最も強く含んでいるといえるでしょう。
八卦の3つの符号で☰乾をあらわしますが、画象(がしょう)と言って、この線をみて、色々と想像を膨らませてください。「易占は解読学です」と、宇澤周峰先生が常々おっしゃっているように、占者の解読力によって、判断が変わってきます。そして、そこが腕の違い、腕の見せ所でもあるのです。
易占をはじめるにあたって、まずは基本である八卦の基本的なイメージをしっかりと身に着けるといいでしょう。
ほんの一部ですが、八卦の「乾」には、次のような意味があります。
- 数: 1
- 象意: 円満、充実、健全、尊いもの、大きい
- 人: 社長、父、夫、先生、女性は男勝り
- 場所: 神社、仏閣、大都会、海、川、官庁
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