毎年、冬の近くになるとインフルエンザが流行り出します。小学生たちも感染して学級閉鎖や学校休校が実施されたりします。そこで、日本易学振興協会の会報「岳易開成」で、会員様から『東京地方、この冬、インフルエンザが蔓延するか』を皆さんに占っていただきました。見返してみますと、みごとに、的中されていましたので、一部ですが、ホームページにも掲載させていただきます。(五十音順。なお、お名前は伏せさせていただきました)
占的◆この冬、令和6年から令和7年にかけて、東京でインフルエンザが蔓延するか?
Uさん
☰☷天地否 上九
天地否は、あらず、塞がって通じないという意。また、陰が長じる十二消長卦です。したがって、インフルエンザは蔓延しますが、天地否上爻は「否を傾く。先には否さがり後には喜ぶ」とあるので、冬の終わりには落ち着いてくると占断します。
Oさん
☳☶雷山小過 上六
雷山小過は、少しく過ぎるという意。また、大坎の象。雷山小過上爻は「遇わずして之に過ぐ。飛鳥之に離る、凶」とあり、鳥が高く飛び上がり、網にかかるような凶を招くという意から、インフルエンザは蔓延すると占断します。
Kさん
☰☲天火同人 九三
天火同人は、人と同じくするという意。人と同じということから、多くの人がインフルエンザに感染します。また、天火同人三爻は離の極で、付くとし離れるという意が強いところなので感染力が強いです。従って、今年の冬は、インフルエンザが蔓延すると占断します。
Kさん
☰☰乾為天 九二
乾為天は全陽で、インフルエンザが活発で勢いがあり、飛び移るように蔓延していくでしょう。また乾為天二爻は「見龍田に在り」とあり、インフルエンザが地上に出た。伏卦も天火同人で、人と同じくするという意があるので、インフルエンザは蔓延すると占断します。
Kさん
☰☰乾為天 九三
乾為天は、強い、明るい、積極的という意です。また、乾為天三爻は「君子終日乾乾。惕若たれば、厲うけれど咎なし」とあり、勢いが強すぎて危ないという状況ですが、注意を払えば咎なしとなる意です。いずれにしても、この冬東京でインフルエンザが蔓延すると占断します。
Kさん
☷☴地風升 六五
地風升は徐々に昇り進むという意があります。今現在はインフルエンザの菌はあまり活動していませんが、次第に感染が広まっていきます。地風升五爻は「貞にして吉。階に昇る」です。したがって、爆発的なインフルエンザの流行はありませんが、例年のように寒くなるにつれて感染者が多くなってきます。
Hさん
☳☰雷天大壮 九四
雷天大壮は、大いに盛んという意です。また、雷天大壮四爻は「貞吉。悔い亡ぶ。藩決けて羸しまず。大輿の輹に壮なり」とあり、よって、この冬は東京地方にインフルエンザが大いに蔓延すると占断します。
日本易学振興協会では、毎月、宇澤周峰先生より課題をいただきまして、会員の方は、筮竹を使って占った結果と占断を会報に投稿します。今回の易占課題は、三変筮法(略筮法)で執って頂きました。

日本易学振興協会では、宇澤周峰先生が東京などで易経とともに、高島流易ではなく、大岳易を軸にした、本格的な筮竹を使った周易・易占教室を開催しています。易占いに、生年月日は必要ありません。主に、三変筮法、六変筮法を中心にした当たる易占法です。詳細はこちらからどうぞ。
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日本易学振興協会のサイトの管理運営担当です。まだまだ易占、易学の修行中、精進してまいります。伝統ある筮竹を使う周易を次の時代へつないでいきたいと思います。