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易経・易占を学ぶにあたって

易経艮為山

艮為山(ごんいさん) 周易六十四卦

易経本卦の読み下し文と易占一言解釈です。

彖辞

其の背に艮まり、其の身を獲ず。其の庭に行きて其の人を見ず。咎なし。

彖伝

艮は止まるなり。時止まれば則ち止まり、時行けば則ち行き、動静其の時を失わず、其の道光明。其の止まるに艮まるとは、其の所に止まるなり。上下敵応して相い與せざるなり。是を以て其の身を獲ず、其の庭に行きて其の人を見ず、咎なきなり。

象伝

兼山は艮。君子以て思うことは其の位を出でず。

爻辞

初爻 其の趾に艮まる。咎なし。永貞に利ろし。
二爻 其の腓に艮まる。其の随うを拯わず。其の心快からず。
三爻 其の限に艮まる。其の夤を列く。厲うくして心を薰す。
四爻 其の身に艮まる。咎なし。
五爻 其の輔に艮まる。言うこと序有り。悔い亡ぶ。
上爻 艮まるに敦し。吉。

小象伝

初爻 其の趾に艮まるは、未だ正を失わざるなり。
二爻 其の随うを拯わざるは、未だ退き聴かざるなり。
三爻 其の限に艮まるは、危うくして心を薰すなり。
四爻 其の身に艮まるは、諸を躬に止めるなり。
五爻 其の輔に艮まるは、中正を以てなり。
上爻 艮まるに敦しの吉は、以て終りを厚くするなり。


易占一言判断

  • 艮為山は、止まるの意。
  • とどまる、止められる。

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