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易経・易占を学ぶにあたって

火雷ぜいごう直し

火雷噬嗑(からいぜいごう) 周易六十四卦

易経本卦の読み下し文と易占一言解釈です。火雷噬嗑の噬嗑という漢字は、難しい漢字ですね。よく見ると、噬という字は、音でも「ぜい」であるように、口偏に、筮竹の「筮」となっています。「嗑」は、噛んだり、話したりと口を動かす意味です。パソコンでも変換しにくい漢字です。

彖辞

噬嗑は亨る。獄を用うるに利ろし。

彖伝

頤中に物あるを噬嗑という。噬み合わせて亨る。剛柔分れ、動にして明、雷電合して章らかなり。柔・中を得て上行す。位当たらずといえども、獄を用うるに利ろしきなり。

象伝

雷電は噬嗑。先王以て罰を明らかにして法を勅す。

爻辞

初爻 校を履きて趾を滅す。咎なし。
二爻 膚を噬みて鼻を滅す。咎なし。
三爻 腊肉を噬みて毒に遇う。小しく吝なれども咎なし。
四爻 乾胏を噬み金矢を得。艱貞に利ろし。吉。
五爻 乾肉を噬みて黄金を得。貞しけれども厲うし。咎なし。
上爻 校を何いて耳を滅す。凶。

小象伝

初爻 校を履きて趾を滅するは、行かざるなり。
二爻 膚を噬みて鼻を滅するは、剛に乗るなり。
三爻 毒に遇うは、位当らざればなり。
四爻 艱貞に利ろしの吉は、未だ光ならざるなり。
五爻 貞しけれども厲うし咎なきは、当を得るなり。
上爻 校を何いて耳を滅するは、聡明ならざるなり。


易占一言判断

  • 火雷噬嗑は、噛み砕いて障害を除去するの意。
  • 支障や妨害や邪魔者が生じる時。

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