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易経・易占を学ぶにあたって

易経山風蠱

山風蠱(さんぷうこ) 周易六十四卦

易経本卦の読み下し文の紹介と占いに役立つ易占一言解釈です。山風蠱は見慣れない漢字です。

彖辞

蠱は元いに亨る。大川を渉るに利ろし。甲に先だつこと三日。甲に後るること三日。

彖伝

蠱は剛上りて柔下る。巽いて止まるは蠱。蠱は元いに亨りて天下治まるなり。大川を渉るに利ろしとは、往きて事あるなり。甲に先だつこと三日、甲に後るること三日とは、終れば則ち始まり有り、天行なり。

象伝

山下に風有るは蠱。君子以て民を振るい徳を育う。

爻辞

初爻 父の蠱を幹す。子あれば考咎なし。厲けれども終に吉。
二爻 母の蠱を幹す。貞にすべからず。
三爻 父の蠱を幹す。小しく悔あるも、大なる咎なし。
四爻 父の蠱を裕かにす。往けば吝を見る。
五爻 父の蠱を幹す。用て誉れあり。
上爻 王侯に事えず。其の事を高尚にす。

小象伝

初爻 父の蠱を幹するは、意・考に承くるなり。
二爻 母の蠱を幹するは、中道を得るなり。
三爻 父の蠱を幹するは、終に咎无きなり。
四爻 父の蠱を裕かにするは、往きて未だ得ざるなり。
五爻 父の蠱を幹し用て誉れあるは、承くるに徳を以てすればなり。
上爻 王侯に事えざるは、志則るべきなり。


易占一言判断

  • 山風蠱は、腐るの意。
  • うまく行かない。
  • 腐ったものは早く処分すべし。

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