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易経・易占を学ぶにあたって

易経地水師

地水師(ちすいし) 周易六十四卦

易経本卦の読み下し文と易占一言解釈です。

彖辞

師は貞し。丈人なれば吉。咎なし。

彖伝

師は衆なり。貞は正なり。能く衆を以いて正しければ、以て王たるべし。剛中にして応ず。険を行ないて而して順なり。これを以て天下を毒め、民之に従う。吉にしてまた何の咎かあらん。

象伝

地中に水あるは師。君子以て民を容れ衆を畜う。

爻辞

初爻 師は出づるに律を以てす。否らざれば臧きも凶。
二爻 師、中に在り吉。咎なし。王三たび命を錫う。
三爻 師、或いは尸を輿う。凶。
四爻 師、左次す。咎なし。
五爻 田して禽あり。執言に利ろし。咎なし。長子師を帥ゆ。弟子尸を輿う。貞しけれども凶。
上爻 大君命有り。国を開き家を承く。小人用いる勿れ。

小象伝

初爻 師は出づるに律を以てすとは、律を失えば凶なり。
二爻 師、中に在り吉は、天寵を承くればなり。王三たび命を錫うは、萬邦を懐んずればなり。
三爻 師、或いは尸を輿うは、大いに无きなり。
四爻 左次して咎なきは、未だ常を失わざるなり。
五爻 長子師を帥ゆるは、中行を以てなり。弟子尸を輿うとは、使うこと当たらざろなり。
上爻 大君命有るは、以て功を正すなり。小人は用いる勿れとは、必ず邦を乱せばなり。


易占一言判断

  • 地水師は、争うの意。
  • 苦労が多い時。
  • 喧嘩に注意。

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