易占、易経を学習するにあたって、基本になってきます八卦(はっか)について、それぞれの意味を少し学んでいきましょう。
おさらいですが、陽はーで表し、陰はーーで表します。
八卦は小成卦(しょうせいか)とも呼ばれます。これは、六十四卦を大成卦(たいせいか)と呼ぶ時の区別ですので、さらりと覚えて置いてください。一般的には、八卦といいます。
今回は、八卦の「坎(かん)」を見ていきますと、☵とあらわし、外側の2つは陰爻で、内側の1本は陽爻になっています。
坎☵をみると川の流れや水に見えてきませんか。水や川は地形でいえば、平らな地と比べて、穴になっているような窪んでいる部分に川の流れができます。
そのことから、易占いでは、坎には悩み、苦しみ、陥るという意味が生まれてきます。古代は水が原因の苦しみが多かったのでしょう。雨が降らなければ、旱魃。雨が降りすぎてっは川の氾濫、など災害になります。
他にも、八卦の坎は、水の関係から、お酒や、水も滴るいい男、女という意味へと発展します。
易占は、八卦の画象から色々と連想できるので、占いの言葉を覚えるだけでなく、頭の体操にもなってきます。
ほんの一部ですが、八卦の「坎」には、次のような意味があります。
- 数: 6
- 象意: 陥る、険しい、苦労、誠
- 人: 中年男、盗人、悪人、病人、知者、社交家、色っぽい
- 場所: 川、クラブ、宴会場、地下室、水族館
日本易学振興協会では、宇澤周峰先生が東京などで易経とともに、本格的な筮竹を使った周易・易占教室を開催しています。主に、三変筮法、六変筮法を中心にした易占法です。詳細はこちらからどうぞ。
日本易学振興協会へのお問合せは、こちらから日本易学振興協会のサイトの管理運営担当です。まだまだ易占、易学の修行中、精進してまいります。伝統ある筮竹を使う周易を次の時代へつないでいきたいと思います。